小6、初タマンは57センチ

 古堅南小学校6年の二俣虎太郎(ふたまた・こたろう)さんは幼稚園生の頃から釣り好きの広助お父さんに連れられて、毎週のように釣りに出掛けている釣り好き少年。10日もお父さんと叔父と、お父さんの釣り仲間2人の計5人で泡瀬一文字に釣りに出掛けた。 午後3時に渡り、日中はフカセ釣りで、小型のタマンやヤマトビーなどを釣った。日が沈む午後7時ごろからタマン狙いを開始した。最初のアタリは午後9時、日中に釣れたヤマトビーの切り身を餌にしたお父さんの仕掛けに50センチほどのタマンが釣れた。少し離れた場所でグルクンを餌に竿を出していた虎太郎さんにもタマンが釣れるのを期待したが、全くアタリがないので眠くなってきた。
 そこでお父さんの所へ行って、もう寝ると報告した後、自分の釣り座に戻る途中で、虎太郎さんの竿が大きく曲がっているではないか。急いで竿を手に取ったが、海に引き込まれそうな強い引きで、竿を持つのがやっとの状態。様子を見ていた叔父が、海に落ちないようにサポートをしてくれた。必死にリールをゴリ巻きして5分くらいで足元まで寄せることができた。
 タモを持って駆け付けてくれたお父さんがタモ入れしてくれた。これが虎太郎さんにとって自己記録となる57センチのタマンで、釣りの魅力にますますハマってしまった虎太郎さん、今度はもっと大物を釣ることを計画中だ。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
 

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