【東京五輪】開会式の弁当大量廃棄 小泉環境相「非常に残念」 食品ロスの関心高まり「前向きな政策につなげる」

小泉進次郎環境相(資料写真)

 小泉進次郎環境相(衆院11区)は30日の閣議後会見で、東京五輪の開会式で大会関係者用に準備された弁当が大量に廃棄されていたことについて「非常に残念」と述べつつ、「食品ロスがこれだけ着目されたのは、国民が思いを持っている証拠。前向きな政策につなげていくことが必要だ」と指摘した。

 小泉氏はその上で、食品ロスの削減は輸送などに伴う二酸化炭素(CO2)排出の削減につながるため、気候変動対策と連動して取り組みを強化していく考えを示した。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は大会テーマの一つに「持続可能性」を掲げ、CO2排出や食品ロスの削減に取り組んでいる。開会式が行われた23日に国立競技場でボランティアらスタッフ向けに発注した弁当約1万食のうち約4千食が余り、処分されていた。

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