【ゴルフ】さすがのアジャスト! 初日20位の松山英樹が暫定3位に急浮上

らしさが戻ってきた松山英樹(ロイター)

東京五輪のゴルフ男子2日目(30日、埼玉・霞ケ関CC=パー71)は、日没サスペンデッドとなり、16人がホールアウトできなかった。20位スタートの松山英樹(29=LEXUS)は16番まで6バーディー、ノーボギーで回り、通算8アンダーの暫定3位に浮上した。星野陸也(25)は通算3アンダーの暫定25位。通算11アンダーのザンダー・シャウフェレ(27=米国)が暫定首位に立った。

初日はスコアを伸ばし切れなかったが、この日はらしさが戻ってきた。前半に3つスコアを伸ばすと、後半も勢いは衰えなかった。10番パー3ではグリーン奥に外したが、5ヤードのアプローチを直接カップインさせるチップインバーディーを決めてみせた。

その後もショットが冴えて2つのバーディーを積み重ねた中、17番パー4で1・5メートルのチャンスにつけたところで悪天候のためこの日2度目中断に入り、そのままサスペンデッドになった。第2ラウンドは、31日午前7時45分から再開される。

松山は今月初旬に新型コロナウイルスへの感染が判明し、練習できなかった期間があった上に、今大会は約1か月ぶりの実戦だったこともあり、初日は後半に失速。日本代表の丸山茂樹ヘッドコーチは「(ブランクの)影響はある」と語っていたが、さすがはマスターズ王者、2日目にしてしっかりアジャストしてきた。

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