【フェンシング】武井壮も歓喜の抱擁! 日本がROCを下し団体男子エペで史上初金メダル

初金メダルに喜びを爆発させた日本チーム

東京五輪のフェンシング団体男子エペ決勝が30日に行われ、日本がロシアオリンピック委員会(ROC)を45―36で破り、日本フェンシング史上初となる金メダル獲得の快挙を果たした。

宇山賢(29=三菱電機)、加納虹輝(23=JAL)、山田優(27=自衛隊)、見延和靖(33=ネクサス)という4人のメンバーで構成される日本は、1回戦で米国、準々決勝では強豪フランスとの激戦を制し、準決勝では韓国との日韓戦に勝利して決勝に駒を進めた。

ROCとの決勝では、日本は第1試合の山田が5点を先行して主導権を握り、試合を優位に進めていく。第5試合では宇山が8点を奪う活躍を見せると、最後は9人目の加納が圧倒的な強さを見せて日本が45―36で圧勝した。

6月に日本フェンシング協会の会長に就任した武井壮は、自身のツイッター上で決勝の熱い実況を展開。そして優勝決定後には前会長の太田雄貴氏とともに選手たちのもとへ駆け寄り、抱き合って喜びを爆発させた。

先鋒として日本に流れをもたらした山田は「最初に勢いをつければ勝てると信じていた。優勝できて本当にうれしい」と興奮した様子で語り、優勝を決めたアンカーの加納は「まだ信じられない。これが夢じゃないことを祈っています」と歓喜のVに酔いしれた。

サムライ剣士が夢舞台で歴史を作った。

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