【欧州選手権】イングランドが初優勝に王手 決勝でイタリアと激突

決勝点をたたき込んだケイン(ロイター)

サッカーの母国が悲願の初優勝に王手をかけた。欧州選手権第21日(7日=日本時間8日)の準決勝で、イングランドは延長戦の末にデンマークを2―1で下し、決勝(11日=同12日)進出を決めた。

初の2強入りがかかる一戦は、目に見えないプレッシャーに苦しめられた。5戦連続無失点だったイングランドは前半分にFKから今大会初失点。重い空気が流れ始めたが、イレブンを支えたのは英ウェンブリースタジアムに集まった熱狂的なサポーターだった。

その後はFWハリー・ケイン(27)を中心に攻撃の手を緩めず、同39分にはそのケインが起点となりオウンゴールで同点に追いつく。1―1のまま延長戦に突入し、均衡が破れたのは延長前半14分だ。FWラヒーム・スターリング(26)が倒されPKを得ると、キッカーはケイン。一度は相手GKにはじかれるも、こぼれ球を左隅に押し込み決勝点となった。

次戦はイタリアが待つ決勝戦。欧州選手権は1968年と96年の3位が最高成績で、優勝はおろか決勝の舞台すら初となる。試合後、大合唱で勝利をたたえるサポーターに感謝の気持ちを示すかのように拍手で応じたケインは「非常に厳しい試合になるだろうが、待ち切れない」ときっぱり。ホームの大声援を背にタイトルを手にする。

次戦はイタリアが待つ決勝戦。欧州選手権は1968年と96年の3位が最高成績で、優勝はおろか決勝の舞台すら初となる。試合後、大合唱で勝利をたたえるサポーターに感謝の気持ちを示すかのように拍手で応じたケインは「非常に厳しい試合になるだろうが、待ち切れない」ときっぱり。ホームの大声援を背にタイトルを手にする。

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