東京都が、接種券があれば予約なしで新型コロナワクチンの接種を受けられる会場を、都内の繁華街に設置する方向で検討していることが分かった。小池百合子東京都知事が30日明かした。
「社会全体で接種を進める意義を伝える必要」
小池知事は30日夕、都の新型コロナ対策本部会議終了後に記者団に答え、「若い方々が集まる地域で接種を受けられる状況をつくっていく。ワクチン接種はみずからを守るだけではなく、社会全体で接種を進めることの意義を伝えていく必要がある」と述べ、都内の繁華街に接種会場を設置する検討を行っていると明らかにした。
ただ設置時期や設置数、どの製薬会社のワクチンを使用するのかなど詳細は現時点で明らかになっておらず、特にワクチン不足が顕在化するなか、早期に実現するかは不透明だ。
