【高校野球】東海大相模、新監督にOBの原俊介氏 95年に選抜出場

 高校野球の名門で春夏5度の甲子園制覇を誇る東海大相模の新監督に、OBで東海大静岡翔洋監督の原俊介氏(43)が就任することが30日、学校関係者への取材で分かった。着任は9月1日付。後日正式発表される。

 東海大相模は1999年から指揮を執っていた門馬敬治監督(51)が体調不良を理由に今夏限りでの退任が決まっていた。

 秦野市出身の原氏は強肩強打の捕手として、1学年下の森野将彦(元中日)らと1995年春の選抜大会に出場。同年にはドラフト1位で巨人に指名された。

 2006年に引退すると、08年には早大人間科学部に進学。情報と保健体育科の教員免許に加え、海外のトレーナー資格も取得し、14年に学生野球資格を回復した。

 16年春から東海大静岡翔洋で監督を務め、選手たちの自主性を伸ばしながら、チームの強化を進めてきた。今夏の全国選手権静岡大会は準優勝で就任後初の甲子園出場がかなわず、29日に退任を表明した。

 東海大相模は史上8校目の全国大会春夏連覇を目指していたが、神奈川大会期間中に登録メンバーの新型コロナウイルスの陽性反応を受け出場辞退。現在も活動再開のめどは立っていない。

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