日本漢字能力検定協会、高校国語の新学習資料要領実施に向けオンラインセミナー開催

公益財団法人日本漢字能力検定協会は、2021年8月17日と19日に、2022年高等学校新学習指導要領実施に向け、国語教育の「理論と実践」をテーマにオンラインセミナーを開催する。時間はいずれも14時から16時まで。参加無料。

オンラインセミナーでは、三部構成で、高等学校国語科において、言語活動を通じた思考力・判断力・表現力の育成が重視される「現代の国語」「論理国語」「国語表現」に焦点をあて、各科目の論理的解説とそれらを踏まえた実践指導方法を紹介する。

第一部は筑波大学人文社会系・島田康行教授による「理論編」。高等学校国語科における現状と課題、新課程の科目編成の特徴と育成すべき資質・能力、新課程と大学入試(国語)、大学教育との一体的改革について講演する。第二部は東洋大学京北中学高等学校国語科・岡かなえ教諭による「実践編」。「現代の国語」の指導内容と教育実践、地域経済分析システム(RESAS)を活用した国語における探究的な学び、新課程実施に伴う大学入試の変化と進学指導について講演する。第三部は新課程におけるこれからの国語教育についての「座談会」が実施され、申込時に受け付けた質問や相談に回答する。

対象は、高等学校(公立・私立)、教育委員会・教育センター(都道府県・政令市)、教職大学院 、教員免許状(国語)の取得可能な大学のいずれかに所属している人。定員は各日程100名。参加希望者は専用フォームから事前申し込みが必要。※先着順

また、「TEAChannel(閲覧無料)」では、セミナー内容を先取りして、島田教授コラム「書くことの高大接続~高校と大学の間で分断される書くことの教育~」、岡教諭コラム「現代の国語を見据えた授業実践」を閲覧できる。

参考:

【日本漢字能力検定協会】【参加費無料】2022年 高等学校 新学習指導要領実施に向けた 国語教育の『理論と実践』~国語を要とした「教科横断的な言語能力の育成」に向けて~教員向けセミナー申込フォーム

© 大学ジャーナルオンライン