【東京五輪】持ち込み可だが…コカ・コーラ以外の飲み物に条件「ロゴが見えない状態維持を」

コカ・コーラ問題は物議を醸している

東京五輪の〝コカ・コーラ問題〟で大会組織委員会は31日、持ち込み飲料水についての見解を説明した。

この日、サッカー男子の日本代表は茨城県立カシマスタジアム(鹿嶋市)でニュージーランドと準々決勝を戦う。同試合は「学校連携観戦プログラム」で地元の小中学生らが観戦するが、以前に小学校が児童の保護者に対して持ち込みする飲料水は五輪最高位スポンサーである「コカ・コーラ社製」に限るよう呼び掛けて問題視された。

これを受けて、組織委は改めて「暑さ対策の観点から観客および関係者についても、一定量の飲料水の持ち込みを認めている」としたうえで「非パートナー製品についても持ち込みを可としているところ」と説明した。

しかし、組織委は「パートナーに対しての配慮はお願いをしているところであり、非パートナー製品については、ロゴ(企業名含む)をマスキングまたは、はがす等、見えない状態を維持していただきますようお願いをしており、個別にお声がけさせていただく場合がある」としている。

また、カシマサッカースタジアムの試合の案件については「市の教育委員会を通じて説明を受けた学校1校がコカ・コーラ製品以外持ち込めないと勘違いをされ、保護者に説明をしてしまったと聞いている。非パートナー製品が持ち込めないという事実はない」とコメントした。

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