【東京五輪】北海道に続き福島も急きょ無観客! 組織委「大変、申し訳ないと思っている」

福島県での開催も無観客に

東京五輪・パラリンピック組織委員会は10日、有観客で開催予定だった福島県についても無観客で行うことを発表した。

急転直下の決定だった。この日午後、組織委はソフトボールと野球を開催する福島県について「本日、福島県より直近の新型コロナウイルス感染症の状況悪化と関係自治体における対応の変化を総合的に勘案して、県内の競技全セッションを無観客で開催することにしたとの連絡がありました」と公表した。同日未明には再抽選の結果が発表されたばかり。組織委は「有効・無効の表示にかかわらず、このあとはチケットをダウンロードいただくことはできなくなります」とアナウンスしている。

8日の5者協議では1都3県(東京、千葉、埼玉、神奈川)の全会場無観客開催が決定。9日夜には札幌ドームのサッカー男女1次リーグも全て無観客となっていた。〝ドタバタ劇〟の末。これで有観客は宮城、茨城(学校連携プログラム)、静岡のみとなった。

立て続けに変更になったことを受け、組織委の高谷正哲スポークスパーソン(42)は「観戦可能なセッションを周知した直後に、このような連絡をすることになったことは大変、申し訳ないと思っています」と謝罪。その上で「大会はもう迫ってきている。変わらず安全で安心に開催し、多くの方に喜ばれる大会にしていきたい」と話した。

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