国際オリンピック委員会(IOC)と東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日に定例会見を開き、組織委の高谷正哲スポークスパーソンが、観光目的で選手村から外出した選手から、選手村に出入りできるアクレディテーション(AD=資格認定証)の資格を剥奪したと明らかにした。
資格を剥奪した人数や日付は明かさなかったものの「やはり観光目的での外出はあってはならない。ADカードを剥奪すれば選手村などには立ち入ることはできないということ」と説明した。詳細は組織委の武藤敏郎事務総長が8月1日に説明するという。
高谷氏は「大会が始まってから初。その後の行動は掌握していませんが、CLO(各国・地域の新型コロナウイルス対策責任者)に責任を持って管理していただく」と語るにとどめた。
現在のところ実名は伏せるとしたが、30日に組織委は、ジョージアの柔道男子選手が東京タワー周辺を観光していたとする一部報道について「報道は承知している」としていた。