『映画:フィッシュマンズ』茂木欣一、手嶋悠貴監督、坂井利帆プロデューサー登壇!大ヒット御礼舞台挨拶!

ドキュメンタリー映画『映画:フィッシュマンズ』は、ミニシアターランキング1位を獲得し、1万5000人以上を動員し大ヒットとなりましたので、本日、大ヒット御礼舞台挨拶をを新宿バルト9にて行なった。

【映画:フィッシュマンズ』大ヒット御礼舞台挨拶(上映後)

<日程> 7月30日(金) <場所> 新宿バルト9 スクリーン9(東京都新宿区新宿3丁目1-26 新宿三丁目 イーストビル 13F) <登壇者> 茂木欣一、手嶋悠貴監督、プロデューサー坂井利帆 「映画:フィッシュマンズ」大ヒット御礼舞台挨拶が30日、東京・新宿バルト9で行われ、FISHMANSリーダーの茂木欣一、メガホンをとった手嶋悠貴監督、プロデューサーの坂井利帆氏が登壇した。 今年デビュー30周年を迎える孤高のバンド“FISHMANS(フィッシュマンズ)”。楽曲のほぼすべての作詞・作曲を担当していたボーカル・佐藤伸治が1999年に急逝してから今年で22年。現在も活動を続け、音楽シーンに多大なる影響を与えており、海外での評価も高まっている。 そんな“FISHMANS”のドキュメンタリー映画となる本作。2019年2月の「闘魂2019」のリハーサルから撮影を開始し、明治学院大学ソング・ライツ部室、渋谷La.mama、渋谷クラブクアトロ、三軒茶屋クロスロードスタジオ、VIVID SOUND STUDIO、日比谷野外音楽堂など、メンバーのゆかりの地を訪れインタビューを敢行。今まで多くを語ることがなかった現・旧メンバーがカメラの前で当時の事を振り返り、貴重な話がライブシーンとともに織り交ぜられている。また、関係者が大切に保管していた100本以上のVHSなどの素材をデジタイズ化した本邦初の映像を多数収録し、音楽ドキュメンタリーとしては異例の172分におよぶ渾身の作品となっている。 7月9日に公開後、観客動員数15,000人を突破し、ミニシアターランキング1位を獲得するなど大ヒット中の本作。この日、朝早くから劇場に駆けつけ、本作を鑑賞した観客の前に登壇した坂井プロデューサーは「まさかこんな日を、こんな場所で迎えることができるとは思っておりませんでした」と想像以上の大ヒットに目を丸くし、「今日、来ていただいたみなさまもそうですし、今まで各劇場にお越しいただいたFISHMANSのファンのみなさん、本当にご来場ありがとうございます。今回、FISHMANSのみなさんにご協力いただいて、ファンの方のお力をクラウドファンディングでお借りして、今日という日を迎えられたこと、本当に嬉しく思っております。ありがとうございます」と感謝。 茂木は「朝早くから映画館に足を運んでもらったという、その事実がまず嬉しくてしょうがないというのと、15,000人すごいですね!FISHMANSに対して15,000人の方が映画を見てくれているという事実が嬉しすぎます。人数でいったら武道館いっぱいですけどね(笑)」と喜び、「FISHMANSのデビューから30年くらい時が流れているんですけど、2021年にそんなたくさんの方がFISHMANSの映画を見てくれたこと、嬉しくてしょうがないです。感謝しかないです」と笑顔を見せた。 続けて、反響の多さについて茂木は「すごく嬉しいですし、この2人(手嶋監督と坂井P)がものすごく頑張ってくれたからこそ、今日があると思います。坂井さんが“FISHMANSの映画を作りたい”って思わなければ今日という日もないし、監督がこんなに丁寧に時間をかけてまとめてくれたからこそ今日があると思うと、やっぱり一つひとつの出会いが本当に大事だなと改めて感じざるを得ないです」と感慨深げに語り、「本当の本気の情熱はしっかり伝わっていくものなんだなと改めて思ったし、佐藤くんが作ってくれたFISHMANSという音楽、僕も一緒にメンバーとして音を出した者として、FISHMANSの音楽って時を超えて人々の心に伝わっていくんだなと、改めてしっかりと現実として感じたすごい時間でした。1位になった情報をもらったことも本当に嬉しいですね。本当に“感謝のデビュー30周年”としか言いようがない、そんな感じです」と熱く語った。 また、本作の舞台挨拶で全国各地を飛び回った茂木と手嶋監督は、印象深い思い出を聞かれると、茂木は大阪会場の楽屋にあった似顔絵を挙げ「似顔絵ランキング的にもけっこう上位でした。手作りのものに触れると嬉しくなるし、クラウドファンディングでそれだけの支援をもらったら、手作りものでいいものを作りしかないっていうことを思い出しますね」といい、「(劇中で)メンバーがインタビューに答えている場面もありましたが、あれもクラウドファンディングだからこそで、クラウドファンディングじゃなかったらこういう映画には絶対になっていないと思うし、そういうことを大阪の似顔絵から思い出しましたね」とコメント。 手嶋監督は金沢や富山、別府など小さい劇場を訪れた際のエピソードを挙げ「そこでも多くのFISHMANSのファンの方たちや、若い方たちがたくさん来ていまして、劇場の方たちも『こんなにたくさんお客さんが入ったのは久しぶり』って喜んでいただいたんですけど、FISHMANSというバンドはファンの方たちも含めて、いろんな世代の方たちが違う感情を持って愛しているバンドだと思っています」と吐露し、「そういう方たちに、これからもFISHMANSの音楽を聞くきっかけになれば、もしくは今まで聞いていたFISHMANSの音が、またちょっと違う形で聞けるようになればと思いながら、ずっと編集してきました」と告白。 続けて、手嶋監督は「今回の映画は3時間というちょっと長いものになってしまったんですけど、まだまだいろんな方たちがカメラの前で貴重なお話を残してくれているので、何かきっかけがあれば、ファンの人たちにそのお話を届けたいなと思っています」と願望を明かすと、坂井プロデューサーも「届けたい!」と賛同し、会場からは期待の拍手が起こった。 最後に、茂木は「今、監督と坂井さんと3人で立っているんですけど、3年前の夏に世田谷の街で3人で『どんなことができるかね?』ってただただ喋っていた日々を思い出しました。それが3年後の夏にこんな状況になるって全然考えていませんでした。全国でこんなにたくさん上映する会場があるなんて思ってもいなくて、『東京とか大阪でできたらいいよね』くらいの話だったのが、北海道でも沖縄でも見られるということで、すごいことだなと思って、全国各地でFISHMANSだけが鳴らせる音が劇場で響いているとか、メンバーが全国どこの会場に行っても語っているかと思うと、本当に感無量ですね」と目を輝かせ、「個人的なことを1つ言わせてもらうと、この映画を作らせてもらったことで、自分のFISHMANSへの思いというか、何か1つスッキリしたものがあって、次にFISHMANSの音楽を鳴らすときに、絶対に次のチャプターに行けるって気持ちになりました。もっと自由にFISHMANSの音楽を鳴らし、いろんな人に伝えていきたいという思いがまた溢れてきたので、今回の感謝の気持ちは、今後に鳴らす音にしっかり込めていきたいなと、そういう気持ちになりました。本当にありがとうございました」と言葉に力を込めた。

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