衆院神奈川3区に中西氏擁立へ 自民神奈川県連、党本部申請を決定

総務会後に記者会見する自民党県連の土井隆典幹事長=横浜市中区の県連事務所

 自民党神奈川県連は31日、総務会を開き、次期衆院選で神奈川3区(横浜市鶴見、神奈川区)の公認候補となる支部長に、財務副大臣の中西健治参院議員(57)=神奈川選挙区=を選任するよう党本部に申請することを全会一致で決めた。

 3区は小此木八郎・前国家公安委員長が横浜市長選出馬に伴い18日付で議員辞職したため、県連が後継候補の選定に着手。この日の総務会で地元議員から中西氏を擁立する意向が示された。小此木氏も中西氏を推しているという。

 総務会後に会見した土井隆典幹事長は「(中西氏は)財政通で地方議員の受けも良い。地元とスクラムを組み、勝利に向けて頑張ってもらいたい」と語った。

 党本部は二階俊博幹事長らとの面談を経て来週にも決定する見通しで、決定すれば来夏の参院選神奈川選挙区での中西氏の公認は取り消される。同選挙区には現職の三原じゅん子氏(56)も公認されているが、土井氏は複数候補を擁立するかについて「衆院選の結果を見てから判断したい」と述べた。

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