自民党神奈川県連は21日、総務会を開き、東京・銀座クラブ飲食問題で松本純・元国家公安委員長が離党した衆院1区について、「現状では(次期衆院選に)党公認候補を擁立できない」として党本部に近く報告することを決めた。
総務会後に記者団の取材に応じた土井隆典幹事長は、1区の県議・市議計9人から「これまで行動を共にしてきた松本氏を離党してでも支える」との覚悟が示されたと説明し、「苦渋の決断だが、公認候補を擁立できる状況ではない」と述べた。
一方で「県連内には(松本氏の)復党や推薦といった話は一切ない」と語った。
また、横浜市長選に無所属で出馬する小此木八郎・前国家公安委員長が18日に衆院3区の党支部長を辞任。総務会では、後継となる候補者を選出するよう地元議員らに求めることとし、今月中には3区の候補予定者となる支部長を決めたい考えだ。
同市長選への対応を問われた土井幹事長は「機関決定したわけではないが、県連は自主投票だ」と述べた。