東京五輪陸上男子100メートル予選(31日、国立競技場)、小池祐貴(26=住友電工)は10秒22の4組4着で通過できなかった。
小池はレース後「できる準備は全部やってきた。自分の体や環境を考えて、最大のことはして、十分戦えるなという状態で来て、試合で出たのが実力なのかなと。はっきり何が悪かったか聞かれてパッと出てくる感じではない」と率直な感想を語った。
走り終えたばかりで映像を確認したわけではないが「感覚的にそこまで悪くなかったけど、スピードは出ていなかった」。その上で「感覚の勘違いなのか、体の調子が良くないのか分からないが、根本的なところに原因があるんじゃないかな」と自己分析した。
小池は日本選手権100メートルで4位、200メートルを優勝。両種目で五輪の参加標準記録を突破していたが、日本陸連が400メートルリレーの負担を考慮して原則1人1種目とする方針を掲げていたことで100メートルの出場を選択していた。