松本人志 五輪出場選手への誹謗中傷問題に「国力が下がって結局自分たちが損する」

SNSで誹謗中傷の被害に遭った体操男子金メダルの橋本大輝

「ダウンタウン」の松本人志(57)が1日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。東京五輪出場選手たちへのSNSでの誹謗中傷について言及した。

東京五輪は中盤戦を迎え、日本はメダルラッシュに沸いているが、問題になっているのはメダリストたちへの“SNSでの誹謗(ひぼう)中傷問題”だ。

先月26日に行われた卓球混合ダブルスで、日本卓球界初の金メダルを獲得した水谷隼(32=木下グループ)は自身のツイッターで、誹謗(ひぼう)中傷や暴言が寄せられていることを告白。水谷とペアを組んで金メダルを獲得した伊藤美誠(20=スターツ)、体操の個人総合で金メダルに輝いた橋本大輝(19=順大)、サーフィン男子で銀メダルを獲得した五十嵐カノア(23=木下グループ)らにも誹謗中傷が寄せられたほか、海外選手にも波及。五輪出場選手のSNS上での誹謗中傷問題は、国際問題に発展しつつある。

松本は「こんなこと言ってもしようがないんでしょうけど、やっぱり選手たちや僕ら芸能人でもやられますけどね。明らかにパフォーマンスが下がりますよね。下がると国力も下がっていくというかね、結局、自分たちが損することになっているということを誹謗中傷している人は気づいていないのよ」と分析した。

さらに、「我々もずっとやられ続けています。慣れっこになっちゃって。そんなこといちいちテレビでも言わないように。言うと向こうの思うつぼだし」と芸能人も同様に被害を受けていることを告白。

それでも「誹謗中傷の中に一番タチ悪いのは、さらっとウソ書くやついるでしょ。『松本は昔からこんなことやってた』みたいな。いや、そんなん知らんけど。それに『いいね』押しているヤツがぶわーっていて」と誹謗中傷の中身も巧妙化していることに怒りをにじませた。

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