【BMX】大池水杜 メダル逃すも感謝「いろんな人にサポートしてもらった」

BMXフリースタイル決勝、大池水杜の演技

東京五輪の自転車BMXフリースタイル・パーク女子決勝(1日、有明アーバンスポーツパーク)、大池水杜(みなと、24=ビザビ)は7位に終わり、メダル獲得とはならなかった。

前日(7月31日)の予選は、得意技の「ノーハンド」を決めたが、9人中8位。この日の決勝では、1本目にバックフリップで転倒して最下位。2本目もバックフリップの回転が乱れるなど、75・40と得点を伸ばすことはできなかった。

ただ、演技終了後には笑顔を見せた大池。「悔しい部分もあるが、2本とも走り切れた。私の第一の目標である楽しむことはできた。結果は残せなかったが、楽しいライディングを日本中、世界中の人たちに見せられた」と振り返った。

全日本選手権は2017年の第1回から4連覇中。18年5月にはW杯で男女を通じて日本人初優勝を果たすなど、日本女子界の第一人者として活躍してきた。「ここまで来るのも長かったが、五輪に来るためにBMXを始めたわけではないのに、ここまで来させてもらって、いろんな人にサポートしてもらった。結果は出せなかったが、自分の楽しいライディングを最後に見せられたので、本当にみなさんのおかげだと思う」と感謝の言葉を口にした。

3年後には24年パリ五輪が控えている。「現状ではゆっくり考えようと思っている」と話しながらも「9月に全日本選手権があると聞いている。近くで応援してくれたBMXライダーの子供だったり、親御さんなどに感謝の意味を込めて、自分のベストのライディングを出したい」と決意を新たにした。

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