使ったら補充することを繰り返し、一定量の食料を家に備蓄しておく「ローリングストック」。急な災害時にはもちろん、キャンプや普段の料理にも使えるので、上手くできると便利なストック方法です。でも、賞味期限を切らしてしまったり、在庫を把握できなかったりと上手くできなかった人もいるのではないでしょうか。今回は筆者が実際にやっている、失敗しないローリングストックのコツをご紹介します!
ローリングストックとは
ローリングストックとは、普段から少し多めに食料を買っておき、使ったら買い足すことで一定量の食料を備蓄しておく方法のこと。急な災害時の非常食にもなり、キャンプでも使えるので、上手くローリングストックができるととても便利!ストックがあると食材を切らすことも減るので、買い忘れのストレスから解放されます。
でも、何をどのくらい買ったら良いかが難しかったり、気づいたら賞味期限が切れてしまったりと失敗するケースも。今回は、筆者が実際にローリングストックをして色々試してみた結果見つけた、失敗しないポイントをご紹介していきます!
どんなものをどのくらいストックするのが良い?
ローリングストックをする際には、災害時に備えた食料を選ぶことがカギになります。
量は、3日~1週間分がおすすめ!これは、災害時には3日~1週間分の食料が必要と言われているためです。家族の人数×日数分の食料をストックするようにしましょう。災害時には先に冷蔵庫内の食料を消費すると考え、3日~5日分くらいをローリングストックでまかなえると安心です。
ローリングストックの食料選びは、以下を参考にしてみてください。
・常温保存可能
・長期保存可能(半年~1年くらい)
・そのまま食べられるか、簡単な調理で食べられるもの
筆者が実際にストックしているものはこちら!大人2人分のストックです。
・水(大人1日3リットルが目安)
・レトルト食品(ご飯、パスタ、パスタソース、カレーなど)
・インスタント食品(味噌汁、スープ、カップ麺など)
・パン(常温保存で賞味期限1か月のもの)
・缶詰(ツナ、サバ、トマト、カレー、焼き鳥、フルーツなど)
・お菓子系(クッキー、ドライフルーツ、ナッツ、栄養補助食品など)
・植物性ミルク(未開封なら常温保存可能)
私たちは普段からよく食べるものを中心にストックするようにしています。そうすることで賞味期限が過ぎてしまうことなく、ローリングストックできるのでおすすめです。
中でも水は、災害時に最も大事なストック。水は重いので、ネットでまとめて注文しています!
ローリングストックは普段使いはもちろんキャンプでも活躍!
ローリングストックは、普段使いや災害時だけでなくキャンプでも使えます。手軽に調理できるものが多いので、キャンプでも時短になって大活躍間違いなし!
キャンプでよく使うものをストックしておくのもおすすめです。例えば、焼き鳥缶やサバ缶はキャンプで温めるだけでおつまみになりますし、早ゆでできるショートパスタを常備しておけば、キャンプ場でのパスタ料理がラクになりますよ!
キャンプシーンでのレトルト食品活用アイディア
ローリングストックを使って簡単にできる、キャンプでの活用アイディアを2つご紹介します!
カレー缶を使ったカレーパン風ホットサンド
温めなくてもそのまま食べられるいなばのバターチキンカレーは、ローリングストックはもちろんキャンプにもおすすめ!味も缶詰とは思えないほどの美味しさです。
【材料】
・カレー缶 1/2~4/3缶
・食パン 2枚
・卵 1個
・マヨネーズ 適量
・パン粉 適量
【作り方】
1.食パンの片面にマヨネーズを薄く塗り、パン粉を振る。
2.ホットサンドメーカーにパン粉を振った面が外側になるようパンを置く。
3.目玉焼きを焼いてパンに乗せる。
4.カレーを目玉焼きの上に乗せる。
5.もう一枚のパンで挟んで、ホットサンドメーカーで焼き色が付くまで焼いたら完成!
外側にパン粉とマヨネーズを使ったことで、まるで揚げたてのカレーパンのようなサクサク食感に!卵の他にチーズを挟んでも美味しいです。
フルーツ缶で夏にぴったりのフルーツポンチ
【材料】
・好きなフルーツ缶 適量
・炭酸水 適量
・氷 適量
・好きなフルーツや白玉など 適量
【作り方】
1.器にフルーツ缶を汁ごと入れ、お好みで好きなフルーツや白玉をトッピングする。
2.炭酸水を注ぎ、氷を入れたらできあがり!
フルーツ缶は冷やしてそのまま食べても美味しいですが、炭酸水を注げば、夏のデザートにぴったりのフルーツポンチになりますよ。
ローリングストックのおすすめ収納方法
ローリングストックを上手く使っていくためには、収納方法がとても重要です!賞味期限が分かりにくかったり、中のものが把握しづらかったりするのは失敗のもと。今回はパントリーへの収納を想定したコツをご紹介します。
収納のポイントはこちら!
【ポイント 1 】
・カテゴリーごとにBOXに分けて入れる
→どこに何が入っているか把握しやすくなる
【ポイント 2 】
・賞味期限の早いものはBOXの奥ではなく手前に入れる
→賞味期限の早いものから使うことができる
【ポイント 3 】
・BOXは目線よりも低い位置に置く(高い位置に置かない)
→中身が見やすくなり、使い忘れが減る
【ポイント 4 】
・賞味期限が見えるように収納する(見づらい位置に記載していある場合は、マスキングテープに期限を書いて見える位置に貼る)
→賞味期限切れを防げる
【ポイント 5 】
・賞味期限が見えるように収納する(見づらい位置に記載していある場合は、マスキングテープに期限を書いて見える位置に貼る)
→賞味期限切れを防げる
【ポイント 6 】
・よく使うレトルトや缶詰、封を開けたパスタなどはキッチンの棚に収納する
→普段使いしやすく、残量も分かりやすくなる
管理表を作るなど、細かく管理・収納する方法もありますが、面倒くさがりの筆者はあまり細かく管理せず、大体できていればOK!ということにしています。ストックの数も決めていませんが、定期的に収納箱の中を見て、足りないものを買い足すようにしています。
ローリングストックでキャンプも災害時も賢く食材を使おう
普段使いにも便利で、災害時やキャンプにも活躍するローリングストック。完璧でなくてもいいので、災害時やキャンプに備えができるといいですよね。今回ご紹介したポイントが参考になれば幸いです。ぜひ自分にとってやりやすい方法を見つけて、試してみてくださいね!
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