東京五輪の体操・男子種目別あん馬の決勝(1日、有明体操競技場)で銅メダルを獲得した萱和磨(24=セントラルスポーツ)が早くも2024年パリ五輪を見据えている。
団体・銀に続く銅メダルで最低限の結果を残したが、試合後は「パリ」のワードを何度も口にした。金メダルだけを目指してきた男にとって、首にかけられたメダルの色には納得がいかない様子。「やっぱりパリで金メダルを取りたい」「今日のあん馬はパリを見据えた1種目目」「パリへのスタートだと思っている」と言葉を並べた。
さらに萱は意外な〝公約〟も立てた。この日のメダリスト会見は海外メディアから英語で質問を受け、イヤホンで同時通訳を介して日本語で回答していたが「僕は今、英語を勉強していて、3年後はこういう記者会見で英語で話せたらいいと思います。頑張ります!」と宣言。驚く周囲に対し「ここで言っておくことによって、自分にプレッシャーがかかるので」と笑顔で話した。
金メダルと英語――。明日から〝二刀流〟の努力がスタートする。