【陸上】走り高跳び13位の戸辺直人「悔しいで終わってしまったら何もない」リベンジ金の決意

決勝で2メートル27を3回連続で失敗して最初に脱落した戸辺直人(ロイター)

東京五輪陸上男子走り高跳び決勝(1日、国立競技場)、日本記録保持者の戸辺直人(29=JAL)は2メートル24の13位に終わった。

日本選手として49年ぶりに決勝の舞台に立ったが、2メートル27を3回連続で失敗して最初に脱落。その後もフィールドに座って最後まで優勝争いを見届けた。戸辺は「悔しいに尽きる」と切り出すと、踏み切りがかみ合わなかったことを明かし「試合の中ではどうしようもないなという感じだった」と振り返った。

2019年に2メート35をマークして日本記録を更新。競技力向上のために筑波大大学院では跳躍動作をテーマに研究し、卒業論文にまとめた。

不本意な結果に「この悔しいで終わってしまったら何もない。東京五輪の金メダルを目指してやってきたが、この試合で引退というわけではない」と戸辺。「五輪で金メダルを取りたいという気持ちがより強くなった」と早くもリベンジを誓った。

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