【競泳】日本女子初の2冠・大橋悠依 嵐の「ただいま」が心の支えに

女子200個人メドレー決勝で金メダルを獲得した大橋悠依

東京五輪の競泳女子400メートル個人メドレーと200メートル個人メドレーで金メダルを獲得した大橋悠依(25=イトマン東進)が2日、競泳のメダリスト会見に出席した。

日本女子初の2冠を成し遂げた心境を「今もまだ2つとも金を取れた実感はなくて不思議な気持ち」と語った。2016年リオデジャネイロ五輪は代表入りを逃し、その後も2020年の全日本選手権は体調不良で欠場など、順調な道のりではなかったが「楽しさ、冷静さもあり自分らしさが出せた。リオに出られなかった後の5年間は苦しいことがたくさんあったが、それらすべてが生きたレースだった」と苦しさを乗り越えての快挙に喜びを口にした。

また大のジャニーズファンということもあり、大会中には「曲は聴くようにしていた。1曲挙げるなら嵐の『ただいま』。最初の方に大野(智)君のソロがあるがそこの歌詞は自分自身に照らしてグッと来るものがあった」と厳しい戦いの中での支えになっていたことを明かした。

一方、ともに会見に出席した男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した本多灯(19=アリーナつきみ野SC)は「1位の選手(ハンガリーのクリシュトフ・ミラク)と差があったので3年後はその選手と熱いレースができるように、そして今回以上に世界中を沸かせるレースをしたい」とパリ五輪でのリベンジを誓っていた。

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