【陸上】女子1500メートル・田中希実が準決勝進出「五輪マークで気持ちを高ぶらせてスタートできた」

女子1500m予選3組で先頭を走る田中希実

東京五輪陸上女子1500メートル予選(2日、国立競技場)、田中希実(21=豊田自動織機TC)が4分2秒33をマークし、自身の持つ日本記録を更新して準決勝進出を決めた。

卜部蘭(積水化学)とともに日本選手として初めて同種目に出場した田中は、持ち味の積極的な走りで3組4着。「まずは準決勝に行くのが関門だと思っていて、予選を突破できてよかった」と振り返った。

3日前の5000メートル予選は自己ベストを更新する14分59秒93も決勝進出を逃した。それでも「決勝に行っていたら(1500に向けた調整が)抜いて、抜いてになっていたけど、スピード確認の練習を入れることができた」とあくまで前向き。また、この日は「無観客で盛り上がりに欠けるかもしれないけど、五輪のマークを見て気持ちを高ぶらせてスタートできた」と語った。

5000メートルでは「怖いもの知らずな部分が抜けている。怖いな」と感じたとしつつ「1500は自信をもってチャレンジできた」と田中。進化を続ける21歳は4日の準決勝でどんな快走を見せてくれるのか。

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