ご主人が毎日一人で焼き上げる約30種類のパン
「Stand out Baker」は、オフィスやマンションが立ち並ぶ肥後橋エリアにあります。
2020年1月にオープンしたこのお店。「自分のこだわりのパンを作りたい」とパン職人のご主人が独立して奥様と始められた阪口さん夫妻のパン屋さんです。
「なんでも自分でやりたがりなんです」というご主人、なんとお店の棚やオリジナルロゴも自作なんだそう! 名前の通り、バットから突き出たパンのイラストがおしゃれですよね。
「商業的ではなく、欧米のお母さんたちが家で作るように、じっくり丁寧に作ったパンを提供したい」というご主人が毎日一人で焼き上げるパンは、発酵器を使わないというこだわり。素材の力でじっくり発酵させることで、小麦本来の甘さや風味が際立つパンに仕上がっています。
カウンターに並ぶのは、約30種類。日によって種類は変わりますが、食パンからハード系の食事パン、人気のベーグルや、お惣菜パン、メロンパンなどの菓子パンまで幅広いラインアップです。
オープン当初はご主人が好きなハード系のパンが中心だったそうですが、ランチを買いにくるお客様や家族連れのお客様などの様々な要望を取りれていくうちに、バリエーションが豊かになったそう。
毎日ではありませんが、日替わりで登場する「今日のまかない」もおすすめ! 季節の野菜を使ったサンドウィッチやカレーパンなどで、その日のメニューは「ご主人の気まぐれ」なんだそう。インスタグラムでも紹介されてるのでチェックしてみてくださいね。
人気はもちもちのベーグル
同店で人気を集めているのが、ベーグル。プレーンはもちろん、ブルーベリークリームチーズや、ウインナーが挟まったベーグルドッグなど、約6種類が並びます。
生地には全粒粉が使われており、香ばしく食べ応えがあるのが特徴。加えて、もっちり美味しいのは、湯種製法を取り入れているから。この一手間が美味しさの理由なんですね。
ランチによく選ばれているというのが、「ベーグル チーズ・クミン」。カレーによく使われるスパイス、クミンとチーズの相性はぴったり! チーズの濃厚さの中にクミンの風味が合わさって絶妙な味わいです。もちもちで食べ応えがあるのも◎。
しっとりハード系パンも見逃せない!
お店自慢のハード系パンも見逃せません。焼き上がり時間が15時以降のため、ハード系パン狙いであれば夕方の来店がおすすめです。
「ライ麦パン黒」は、自家製天然酵母を使った自慢の一品。ライ麦99%使用で、味のバランスをより良くしようと「細挽き」と「石臼挽き」の2種類を使っているというこだわりです。加水率が高く、驚くほどしっとりした生地が特徴です。
厚さ1センチほどにスライスしてトーストするのがおすすめだそう!
素朴な「田舎パン」も、自家製天然酵母使用で大きな気泡が特徴のもっちりとしたパン。
小麦粉を半日浸水させることで、しっとり感が持続するそうです。どんな料理にも合う素朴な美味しさで、サイズは小と大の2種類があります。
こちらは、田舎パンの生地を使った「ベリーチョコ」。ドライブルーベリーとチョコレートが練り込まれています。チョコレートはベルギー産のミルクチョコとダークチョコをブレンドしていて上品な甘さ。ベリーの酸味とのバランスがよく、さっぱりとした後味を楽しむことができます。
お惣菜パンに菓子パン、豊かなバリエーション
次々と種類が増えているというお惣菜パン、菓子パンも人気です。
自家製ベシャメルソースと大山ロースハムを使った「クロックムッシュ」は、手に持つとずっしり重いですが、ペロリと食べられる美味しさ。田舎パンを使っているのでパンもしっとり!
こちらは女性に人気の「アーモンドクリーム」。クロワッサンの中に自家製カスタードクリーム、上にはアーモンドクリームを塗ってサクッと焼いた、おやつにぴったりのパンです。
2つのクリームとパン、どれもが主張しすぎず、全体のバランスが◎な美味しさ。
フレッシュバナナを使った「バナナブレッド」は、クルミがたっぷり入った食べ応えのある一品。生地はしっとりふわふわで、食べると芳醇な香りが口の中に広がる、贅沢な味です。優しい甘さで年齢問わず人気なんだとか!
パン好きは一度足を運ぶべし
ご主人がたった一人で作られているとは思えないほどの、パン一つひとつへのこだわりと豊かなバリエーション、そして美味しさに驚き。リピーターさんが多いのも納得です!
- ハード系のパンが好き
- もっちりベーグルが食べたい
- 素材の味を生かしたパンが好き
そんな方にはおススメです。ぜひお店に足を運んでみてくださいね!
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