【レスリング】文田健一郎 銀メダルに号泣「ふがいない結果に終わり申し訳ない」

試合に敗れ涙を見せる文田健一郎

レスリング男子グレコローマン60キロ級決勝で、文田健一郎(25=ミキハウス)はオルタサンチェス(キューバ)に1―5で敗れ、銀メダルだった。

試合後、恩師の松本慎吾強化委員長の胸で号泣した文田。インタビューでは嗚咽しながら「大会開催にあたり、運営に協力してくれた方、テレビの前で応援してくれた方に感謝したい。本当にありがとうございます。この舞台に立つことを目標にやってきた。こんな状況でいろんな意見があるなか、選手以上に信じて準備してくれた運営やボランティアの方たちに勝って恩返しをしたかったのですが、ふがいない結果に終わってしまい本当に申し訳ないです」と涙を流した。

優勝候補最右翼の文田の攻撃を相手に徹底的に警戒され、スタンドで思うように攻められない展開。先にローリングを決められるなどし、第1ピリオドを0―4で折り返すと、第2ピリオドも攻撃チャンスを生かせず、反撃できなかった。

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