明らかなルール違反だ。東京五輪レスリング男子グレコローマン60キロ級決勝が2日、幕張メッセで行われ、文田健一郎(25=ミキハウス)はオルタサンチェス(キューバ)に1―5で敗れて銀メダルだった。
無観客開催で実施されている会場で、大歓声が起こった。場所は報道関係者用に開放されているスタンド席。そこにはキューバ人らが国旗を掲げて陣取っていた。
声援はコロナ対策をまとめた「プレーブック」に違反しているが、男子グレコローマン130キロ級決勝でミハイン・ロペスヌネス(キューバ)が金メダルを獲得した際も、ルール無用で盛り上がっていた。
大会組織委員会スタッフの1人は「何度も注意しているんですけど、聞いてもらえなくて」と困惑した様子。そもそも彼らは報道関係者だったのか…。