【侍ジャパン】虎侍に明暗 岩崎1球リリーフ成功も…青柳は痛恨3ラン献上

またも打たれてしまった阪神・青柳

東京五輪・野球日本代表は2日、準々決勝(横浜)で米国と対戦。阪神から選出されている岩崎優投手(30)と青柳晃洋投手(27)がそれぞれ侍ジャパンの2番手、3番手として救援登板したが、両虎侍の投球内容は明暗が分かれる結果となってしまった。

先発の田中が3回2/3を3失点と崩れ、稲葉監督は継投策への移行。1点を追う4回二死二、三塁の鉄火場でマウンドに送られたの〝虎の塩魔人〟岩崎だ。米国の先頭打者・ウエストブルックと対峙したが、インハイを鋭く突く初球のストレートで遊ゴロに打ち取り、見事火消しに成功。追撃の芽を断つと、直後に坂本の適時二塁打で同点に追いつくことに成功した。

3―3と同点の5回のマウンドを託されたのは、セ・トップの防御率1・79をマークしている青柳。大会初戦・ドミニカ共和国戦で0回2/3を2失点と打ち崩された悔しさを晴らしたいところだったが、2本の安打で無死一、二塁のピンチを背負い、続く4番・カサスに甘く入った4球目の変化球を痛打され、3ランを献上。虎が誇る変則右腕は、またも悔いの残る投球内容となってしまった。

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