東京五輪ベスト8敗退から中4日の錦織がシティOP1回戦に勝利「本当に疲れていて…」

錦織圭

男子テニスのシティ・オープン1回戦(2日=日本時間3日、米ワシントン)、世界ランキング64位の錦織圭(31=日清食品)は同68位のサム・クエリー(33=米国)に6ー4、6―4でストレート勝ちし、2回戦に進んだ。試合後には東京五輪の戦いを振り返った。

危なげなく勝利した錦織は「サムとは何度もプレーしてきた。決して簡単なプレーではありません。それでもブレークしたゲームは、とても良いリターンができたし、自分のプレーには満足している」とし「リラックスしてプレーできるようになった」と白星に納得の表情を見せた。

錦織は東京五輪準々決勝(7月29日)で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に完敗し、わずか5日後の試合となった。五輪については「素晴らしい経験だった」としながらも」「日本からきて本当に疲れていて、今日の準備ができるかわからなかったけど、いいテニスができた」と、疲労はありながらも、プレーの調子は上がりつつあるようだ。

2回戦では第9シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と初めて対戦するが、母国での五輪をきっかけに再び世界トップ10を目指したいところだ。

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