【イリノイ州シカゴ２日（日本時間３日）発】ＷＷＥのロウ大会が行われ、〝怪物〟ビル・ゴールドバーグ（５４）のＷＷＥ王座挑戦が決定した。
ゴールドバーグは１９日のダラス大会でサプライズ登場し、現ＷＷＥ王者のボビー・ラシュリーに挑戦を表明。これを受けてこの日、オープニングでラシュリーと共に登場したマネジャーのＭＶＰから「ゴールドバーグは招待もしていないのに現れて王座挑戦を表明してきた。もしこの対戦を受けたら、ゴールドバーグの最後の試合になってしまう」と挑発を受けた。
これで黙っている怪物ではない。ラシュリーに鋭い視線を送りながらリングに上がると「誰かが何かを失うなら、それはお前のＷＷＥ王座だ。サマースラムで、お前は俺のスピアーで沈むことになる。次はお前だ！」と言い放ちリングを降りた。
するとリングサイドにいたゴールドバーグの息子がラシュリー＆ＭＶＰからにらみつけられ、挑発を受ける。これにゴールドバーグは激怒しながら舞い戻り、ＭＶＰをスピアーで吹っ飛ばすと「息子に手を出したら殺すぞ」とラシュリーを牽制した。その後、ラシュリーから「ゴールドバーグはサマースラムに息子を連れてくるといい。ゴールドバーグが惨敗するのを目撃できるからな」と王座戦を承諾するコメントが発表され、日本時間２２日にＷＷＥネットワークで配信されるＰＰＶ「サマースラム」でのタイトル戦が正式に決定した。
昨年２月のサウジアラビア大会で〝ザ・フィーンド〟ブレイ・ワイアットを破ってユニバーサル王座返り咲きを果たし〝５３歳の奇跡〟を起こした怪物は、再びベルトを巻くことができるか。
