【東京五輪】ユニホームをゴミ箱に捨てたソフトボール・メキシコ代表選手がSNSで謝罪

ユニホームを捨てたことを謝罪したオトゥール(ロイター)

東京五輪ソフトボールで4位に終わったメキシコ代表のダニエジェ・オトゥール(27)が、代表ユニホームを選手村のごみ箱に捨てた行為を自身のインスタグラムで謝罪した。

米メディア「ESPN」によると、オトゥールはインスタグラムに英語とスペイン語で「許可された1つのスーツケースにできるだけ多くの荷物を詰め込んだが、選手村の国際配送オプションには箱が含まれていなかった。しかし、それで正当化できるわけではなく、寄付するなど、ほかの方法を考えるべきだった。心から謝りたい」と謝罪。またアニサ・ウルテス、アマンダ・サンチェスもSNSに同行為の謝罪コメントを掲載した。

今回の件は、ボクシング・メキシコ代表のブリアンダ・タマラが、ごみ箱に捨てられていたユニホームなどを発見し、SNSにアップすることで明らかになった。すると世界的に批判が広がり、メキシコオリンピック委員会のカルロス・パディヤ会長は「ソフトボール代表の行動に怒りを感じている」と激怒し、処分の可能性まで言及。メキシコソフトボール連盟は当該選手を代表チームから除名することも示唆していた。

今回の行為を巡ってはメキシコ代表選手15人中14人が米国生まれということもあり、愛国心の欠如が理由との指摘もあったが、オトゥールは「私はメキシコ人であることを誇りに思うし、メキシコを代表することは光栄だと思っている」と強調した。

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