橋本愛 “新世代” の映像作品審査にひと苦労「みんなが通ればいいのにと思いました」

審査員として登場した橋本愛

映画監督の沖田修一(44)、芥川賞作家の本谷有希子氏(42)、女優の橋本愛(25)、お笑いコンビ「シソンヌ」のじろう(43)が3日に都内で行われたプロジェクト「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」ファイナリスト発表イベントに出席した。

同プロジェクトは動画配信サービス「Hulu」が「応募資格35歳以下」の新世代の映像クリエイターを発掘&育成するもの。審査員長を沖田監督、審査員を本谷氏らが務める。ファイナリスト5名の作品はHuluで配信され、グランプリ受賞者は賞金とHuluオリジナル新作の監督権が約束される。

ファイナル進出審査を終えた橋本は「自分とあまり変わらない年代の人たちが、熱意を持って挑戦してる姿がかっこいいと思いました。みんなが(審査に)通ればいいのにと思いました」と審査の難しさを語り、本谷氏は「いまの映画監督はプレゼン能力も問われるのかと」と話した。

その後、沖田審査員長がファイナリスト5人が発表。総評を求められ「僕も同じように緊張しました。(選ばれなかった作品も)まだできていない分、色んな可能性があって。たどり着き方は自由なので、ここで撮れなかった方もチャンスがあると思うし、頑張ってほしい。現実が待っている時があって、それに負けないで蹴飛ばして、たどり着いてほしい」と惜しくも選ばれなかった応募者にもエールを送った。

最後はシソンヌじろうが「僕もライブで戦いの連続でした。でも、心が腐らずに続けている人の勝ち。面白いものを作り続けてください」と締めくくった。短編作品の配信は2022年2月ごろ。最終審査会は同年3月が予定されている。

ファイナリスト5人は以下の通り

・近藤啓介 企画名「脱走球児(だっそうきゅうじ)」

・老山綾野 企画名「まんたろうのラジオ体操」

・幡豆彌呂史 企画名「鶴美さんのメリバ講座」

・吉川肇 企画名「瑠璃(るり)とカラス」

・上田迅 企画名「速水早苗(はやみさなえ)は一足遅い」

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