【夏の甲子園】3年ぶり出場の横浜は広島新庄と激突 聖地初采配の村田監督「一戦必勝」

組み合わせ抽選会に参加した横浜の安達主将

あくまでも〝挑戦者〟の立場を貫く。第103回全国高校野球選手権記念大会(9日から17日間、甲子園球場)の組み合わせ抽選会が3日、オンライン形式で行われた。3年ぶり19回目の出場となる横浜(神奈川)は10日の大会2日目第2試合で広島新庄(広島)と対戦する。

抽選会に参加した安達大和主将は対戦相手の広島新庄について「センバツにも出ていて力のあるチームだと思うので、気が引き締まった。チャレンジャーとしてこの夏は戦いたい」とコメント。

一方、村田浩明監督も「投手に右左がいるので、しっかり投手を見てどういうふうに点を取るか考えていきたい。選抜を見ても投手力があるチームだと思う」と話した。

神奈川大会7試合で94得点を挙げた破壊力抜群の打線が持ち味の名門チーム。昨年4月に就任した同校OBの熱血指揮官が聖地初采配を振る。同監督は「神奈川大会が終わってもう一回チーム作りをして、大阪に行こうとやっている。野球以外のところも見つめ直して、いいチームで戦えるように練習でも追い込んでいる。一戦必勝で、対戦相手が決まったことで改めて、神奈川大会と同じように前を見ることなくやっていきたい」とも続けた。

県大会同様、あくまでもチャレンジ精神を貫き目の前の一戦に集中。白星を積み重ねて1998年以来23年ぶりとなる夏の大会制覇を目指す。

© 株式会社東京スポーツ新聞社