株式会社原信(新潟県長岡市)と株式会社ナルス(同)が新潟県内の花火師業者に対し、1,200万円を寄付

左からアクシアルリテイリング株式会社の原和彦代表取締役社長、一般財団法人長岡花火財団の高見真二理事長、越後煙火協会の瀬沼輝明会長

株式会社原信(新潟県長岡市)と株式会社ナルス(同)は3日、一般財団法人長岡花火財団(同)を通じて、県内の企業や花火師業者9者に対して、合計1,200万円を寄付した。また両社の従業員が作成した5,000羽の折り鶴も贈呈した。同日、新潟県長岡市のアオーレ長岡で贈呈式が行われた。

この日の贈呈者には、原信とナルスのホールディングカンパニーであるアクシアルリテイリング株式会社(新潟県長岡市)の原和彦代表取締役社長のほか、長岡花火財団の高見真二理事長、越後煙火協会の瀬沼輝明会長らが出席した。

この取り組みは、長岡花火大会が2年連続で中止になるなど、コロナ禍で仕事が減少している花火師を地域貢献の観点から支援するため、新潟県、長野県、富山県の原信とナルス計80店舗で実施された「花火師さんへ贈る―まごころの1円プログラム」という企画。今年7月の1か月間、アクシアルのブランドロゴがパッケージに表記されている商品1個に対し、1円を支援金とし、期間中に1,120万個の商品が売れ、1,120万円が計上されたが、それに加えて80万円を原信とナルスが拠出し、合計で1,200万円を寄付した。

アクシアルリテイリングの原代表取締役社長は「長岡花火は慰霊、復興祈願、世界平和の意味があり、途絶えさせてはいけない。毎年100万人が訪れる長岡花火では弊社も恩恵を受けている。コロナ禍ではやむを得ないが、2年連続で花火がないのはものすごくさみしい。来年以降は復活してもらいたい。花火師の方々には、次年度以降に活躍されることを願っている」と話した。

取材に答えるアクシアルリテイリング株式会社の原和彦代表取締役社長

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