【レスリング】川井梨紗子「結果は後から」…先輩・吉田沙保里の〝格言〟を胸に

川井梨紗子

東京五輪に出場する日本選手団の壮行会が6日、オンライン形式で開催され、レスリング女子57キロ級代表で五輪2連覇を狙う川井梨紗子(26=ジャパンビバレッジ)が大会直前の心境を語った。

5年前のリオ五輪と比べて、新型コロナウイルスの影響で世界が一変。その思いを問われた川井は「リオの時とは違った画面越し(の壮行会)でしたが、やっぱり五輪って特別だなって思った」と率直な感想を漏らした。セレモニーでは人気デュオの「ゆず」が「栄光の架橋」を熱唱。「本当に感動して涙が出そうになった」。五輪とは切っても切り離せない曲の力で気持ちにスイッチが入った。

目の前に迫った舞台に向けて「本当にもうやるしかない。大きなケガもなく、順調に調整できているので、万全な状態で挑めるように毎日練習をしています」とキッパリ。最後に目標を問われると「出るからには金メダル目指しています」と言いつつも「2連覇にはあまりこだわり過ぎず。『結果は後からついてくるもの』っていうのは沙保里さんから言われてきた。初めて目指すような気持ちで優勝を目指して頑張りたい」と、五輪3連覇で〝霊長類最強女子〟の大先輩・吉田沙保里(38)の教えを口にした。

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