ラッセルがメルセデスで2022年用18インチF1タイヤのテスト。フェラーリとマクラーレンも走行

 F1タイヤサプライヤーのピレリが、第11戦ハンガリーGP後の火曜、ハンガロリンクで2022年用18インチタイヤ開発テストを開始した。8月3日と4日の2日間の予定を組んでおり、メルセデスとフェラーリは初日に、マクラーレンは2日間にわたって走行を行う予定となっている。

 ピレリは、来年導入される新タイヤ開発のため、今年10回のテストをチームの協力のもとで行うことを決めている。今回は3チームがテスト用に改造したマシンで、スリックタイヤの仕様確定のため、プロトタイプタイヤでデータ収集にあたる。

 メルセデスでのテストを担当したのは、ウイリアムズのジョージ・ラッセルだった。ラッセルはメルセデス育成プログラム出身で、現在もサポートを受けており、2022年にはいよいよ同チームのレギュラードライバーに起用されるのではないかとうわさされている。

 ラッセルは一日のなかで137周を走りこみ、来季タイヤの感触をつかみ、今週のテストを終えた。

 フェラーリからは午前にシャルル・ルクレールが登場、91周を走った後、午後にはカルロス・サインツがテストに当たった。サインツは82周を走りこんでいる。

カルロス・サインツ(フェラーリ)が18インチF1タイヤのテスト(ハンガロリンク)

 マクラーレンは初日はランド・ノリス、2日目はダニエル・リカルドを起用するプランで、ノリスは火曜、122周を走行した。

ランド・ノリス(マクラーレン)が18インチF1タイヤのテスト(ハンガロリンク)

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