マリナーズ・菊池が6回2失点で今季7勝目 7月1日以来の白星

今季7勝目を挙げた菊池(ロイター=USA-TODAY)

マリナーズの菊池雄星投手(30)は3日(日本時間4日)に敵地セントピーターズバーグでのレイズ戦に先発登板し、6回を投げ、1本塁打を含む6安打2失点(自責点1)、5三振2四球で7月1日(同2日)以来の7勝目(6敗)を挙げた。クオリティースタート(6回以上を投げ、自責点3以下)は今季13度目だ。打者25人に92球。防御率は3・89。チームは4―2で勝った。

立ち上がりいきなり一発を食らった。初回先頭アロザレーナに初球、真ん中低めの91マイル(約146キロ)の直球を左翼席に放り込まれた。同点に追いついてもらった2回は三者凡退。3回は先頭打者を四球で歩かせたものの、後続は抑えた。

3―1と勝ち越してもらった4回は先頭から2者連続三振を奪うも5番メドーズに右前打。続くマーゴーにライナーで左前に運ばれると左翼手がまさかの後逸で一走が本塁に生還、2点目を失った。5回は四球と安打で二死一、三塁のピンチでクルーズと対戦。初球を二ゴロに打ち取ったが、折れたバットが体に向かって飛んできたものの、何とかかわした。

6回は安打と暴投で二死二塁とされるもB・ローを内角低めのスライダーで空振り三振に仕留めて無失点で終えた。この回で交代となった。6勝目を挙げた以降、5試合勝ちがなく、防御率も3・01から4・01に悪化したが、この白星で落ち着くだろう。

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