エンゼルス・マドン監督、大谷翔平が日本時間5日に先発する理由を説明

大谷翔平(ロイター=USA-TODAY)

エンゼルスのマドン監督は3日(日本時間4日)に敵地アーリントンでのレンジャーズ戦前にオンライン会見して、大谷翔平投手(27)の先発登板が4日(同5日)になった理由を説明した。

「登板間を開け過ぎないことが大事だと考えた。後ろへ後ろへとずらして行くことで、彼の腕と投球にネガティブな影響を与える可能性もある」

28日(同29日)のロッキーズ戦でファウルボールを右手の親指に当てた影響で1日(同2日)の先発を飛ばしたが、2日(同3日)にブルペンへ入り、問題がなかったため4日の先発が決まった。

マウンド復帰は朗報だが、6日(同7日)から始まるDH制がない敵地でのドジャースとの3連戦はベンチスタートすることになる。マドン監督は「彼にナ・リーグ(の本拠地)との試合で投げてもらって、打席にも立ってもらいたかった。今週末、ほとんど彼なしでプレーしなければならないことは嫌だけど、彼の今の状況や我々が彼から必要なことを考えたとき、もっと早く彼をマウンドに戻さなければならないと思ったんだ」と明かした。

今季は短いイニングだが右翼を4度守っている。外野手として出場する可能性はあるのか。指揮官は「ない」と完全否定。「その件については話し合ったが、まだ安心できるところにない。興味深いが、まだそこ(外野手で先発)には至っていないと思う。もっと大谷との時間が増えて、彼が肉体的にどこまで対応できるか、やり過ぎずに成功できるところはどこかなど、自信がついてくれば、考えられるかもしれない」。ケガを避けるためということだ。

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