上越市立水族博物館「うみがたり」(同市五智2)は25日まで、8月のマンスリー水槽として、「黄金色のオニオコゼ」を展示している。
オニオコゼは通常、岩や砂場などと見分けが付かないように黒色や灰色、褐色をしているが、展示されているオニオコゼは鮮やかな山吹色。「黄変種」と呼ばれ、白変種(アルビノ)のように遺伝子の突然変異といわれているが、詳しい原因は分かっていない。
4月25日に有間川漁港で1匹が水揚げされ、通常水槽で展示し人気を博していた。6月に石川県周辺の海でさらに3匹が捕獲され、同館に搬入された。東京オリンピック、パラリンピックの金メダルラッシュを応援する目的で、8月のマンスリー水槽で4匹を展示することとなった。
飼育担当の田原浩之さんは「とてもきれいな黄色で、なかなか見ることができない。通常のオニオコゼや、同じ黄変種での個体差などを見比べてほしい」と話している。