「ゴゴスマ」にケンカ売られた〝手のひら返し〟宮根誠司どう出る? テレビ界が注目

宮根誠司

TBS系のワイドショー「ゴゴスマ」の4日の生放送でケンカを売られた日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」宮根誠司(58)がどう反撃するか、テレビ界で注目されている。

「ゴゴスマ」のコメンテーターでCBC特別解説委員の石塚元章氏(63)はこの日の放送で、東京五輪の日本選手の活躍と、新型コロナ感染拡大を同時に報じるメディアの矛盾が話題になったのを受け「組織が受ける評価と、そこにいる個々の人々の頑張りは別。僕はあまり矛盾を感じない」としたうえで、こう強い口調で発言した。

「どこかの放送局のMCさん、裏でやってますけど『テレビっていうのはこういう時、手のひらを返すんですよ』と言ったと聞いていますけど、そういうことをメディアの側の人間が冗談でも言うな!と。誰のことだか、わかる人にはわかりますが…」

これには「ゴゴスマ」MCの石井亮次キャスターも「もう〝裏〟と言っちゃったら(わかるでしょ)」と慌て始めた。さらにコメンテーターの千原ジュニアが「この世にはいいセイジと悪いセイジがいます」と、暗に兄の千原せいじと宮根誠司をかけて笑わせたことで、視聴者にも批判の矛先が宮根であることが伝わった。

問題となった宮根の〝手のひら返し〟発言のニュアンスはちょっと違う。

宮根は6月13日放送の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)で「開幕すれば(選手を)応援しますよ。僕たちは手のひら返しします」と発言。6月25日放送の「ミヤネ屋」では、感染拡大を懸念されるなかの東京五輪開催を報じた後、五輪出場枠をかけた陸上選手の奮闘を放送後、宮根は「マスコミは手のひら返しだって言われるんですけどね。これはすごい戦いですからね」と発言した。

ワイドショー関係者は「司会者なのに人ごとにも聞こえた宮根発言にはネット上などで『ダブルスタンダードだ』などの批判が上がって炎上したが、宮根の発言の主旨は手のひら返しと言われるかもしれないけど選手の活躍は報じるという意味。感染拡大政策批判と、五輪選手の活躍を報じるのは別ものという根本では『ゴゴスマ』の石塚さんの主張と同じですからね。それでかみつかれたんだから、宮根が怒って、やり返すかも」とみている。

五輪の裏で、ライバル番組の舌戦に発展する可能性が出てきた。

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