【東京五輪】自転車男子スプリント 脇本雄太が執念の3回戦進出

脇本雄太

東京五輪の自転車競技トラック種目は静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで4日、男子スプリントを行った。

脇本雄太(32=JPCA福井)は予選のハロン(200メートルフライングダッシュトライアル)で9秒518の日本新記録を樹立(従来記録は9秒562)。9位で1回戦に進出した。

1回戦でキンテロチャバロ(コロンビア)に勝つと、2回戦は2012年ロンドン五輪、2016年リオ五輪で同種目を連覇しているジェイソン・ケニー(英国)との対戦となった。ケニーに先行された脇本は、直線追いすがるもわずかに及ばず敗北。敗者復活戦に回った。

この日3本目となった敗者復活戦ではシュテファン・ボティシャー(ドイツ)を先行逃げ切りで破り、3回戦進出。5日はポール・ニコラス(トリニダード・トバゴ)と対戦。勝てば準々決勝、また6日の準決、決勝へと道がつながる。

新田祐大(35=JPCA福島)は予選で9秒728とタイムが伸びず、26位で予選敗退となった。

また女子ケイリンの小林優香(26=JPCA福岡)は1回戦で2着になり、5日の準々決勝にコマを進めた。

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