【東京五輪】灼熱地獄は不可避? 女子サッカー開始時刻 IOC「変更の予定はない」

決勝戦が行われる国立競技場

決勝戦は国立競技場で6日午前11時キックオフ。当日は猛暑が予想されることもあり、出場チームのカナダ、スウェーデンは試合時間を夕方へシフトするプランを主催者へ要求していた。

これを受けてIOCのマーク・アダムス広報部長は「現時点で変更する予定はない。スケジュールに関しては組織委とFIFA(国際サッカー連盟)が協議して決めることだ」と話した。今月1日、国立競技場の温度計は40度を記録したこともあり、カナダとスウェーデンからは選手の体調面を懸念している。

猛暑を巡ってはテニス選手からも悲鳴が上がっていた。男子世界ランキング2位のダニル・メドベージェフ(ROC)は「死んだら誰が責任を取るのか」と強く日程変更を主張。これによって国際テニス連盟(ITF)は「選手の健康のために」と、先月29日から試合開始時刻を午後3時に変更した経緯がある。同様の主張を繰り返していた同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は時間変更に満足していたが、果たして女子サッカーの行方はどうなるか。

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