【サッカー女子】FIFAランク1位の米国が準決勝でカナダに敗れる

フレミングがきっちりPKを決めた(ロイター)

東京五輪サッカー女子のカナダ代表が2日、準決勝米国戦(カシマ)に1―0で勝利して銀メダル以上を確定させた。決勝(6日、国立)はスウェーデン―オーストラリア戦(2日20時キックオフ、日産)の勝者と対戦する。

過去4度の金メダルに輝き、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位の米国に対し、同8位のカナダが粘り勝った。0―0の後半29分、ペナルティーエリア内でFWディアン・ローズが倒され、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て与えられたPKをMFジェシー・フレミングがきっちり決めて先制。終盤の猛攻もしのいで世界1位から勝利をもぎ取った。

米国は2019年フランス女子W杯を制したが、16年リオ五輪はベスト8で敗退。今大会は銅メダルの可能性は残すが、1次リーグでスウェーデンに0―3で完敗するなど、米国の絶対的な地位が揺らぎ始めている。女子サッカー界の勢力図は少しずつ変わり始めているのかもしれない。

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