競泳・銅メダリストの田中雅美氏が河村市長をバッサリ「噛んでいいのは努力をしたご本人だけ」

田中雅美氏

河村たかし名古屋市長(72)への批判が止まらない。シドニー五輪「競泳400メートルメドレーリレー」銅メダリストの田中雅美氏(42)は5日、メ~テレ(名古屋テレビ放送)の情報番組「アップ!」にリモート出演し「ちょっとこの映像を見たときに言葉を失いました」とソフトボール日本代表・後藤希友投手(20)の金メダルをかじった河村市長に対する不快感を語った。

田中氏は「私が持っているのは銅メダルですけど、イベントや公演に持っていくことがあり、多くの方々に触ってもらいたいという気持ちがあります。触られることによってオリンピックを感じていただけたり、メダルの価値も上がるような気がしてうれしくなるんですね。だけど噛んでいいのは努力をしたご本人だけです。しかも首にかける部分が口に触れたりして、コロナ禍の中でこの行動は本当に考えられないことだと思いました」とバッサリ。「『迷惑をかけたのであれば』ではなく(後藤投手に)心から謝罪の言葉ををかけてあげてほしい」とコメントした。

番組では名古屋市役所に正午までに少なくともメールや電話で3000件以上の苦情が殺到していることを伝え、メインキャスターの佐藤裕二アナウンサー(48)も「新型コロナに関係なく見ていて非常に嫌な気持ちになりますし、謝罪のコメントを出していますが『迷惑をかけているのであれば』という部分はいらないと思います」と河村市長を斬り捨てた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社