至学館大レスリング部・栄監督 河村市長に苦言「17年間、歯を立てた人は一人もいない」

栄和人監督

至学館大学レスリング部の栄和人監督(61)が5日、東海テレビの「ニュースOne」に生出演。河村たかし名古屋市長(72)がソフトボール日本代表・後藤希友投手(20)の金メダルをかじったことについて「2004年に吉田沙保里選手が金メダルを取って17年間いろんな方に触ってもらったり、見てもらったけど歯を立てた人は一人もいませんでしたね」と語った。

吉田をはじめ、登坂絵莉、土性沙羅ら多くのメダリストを育ててきた栄監督は教え子たちのメダルを近くで見て喜ぶ人を何人も見てきた。それでも「(メダルを)かけてもらう人、噛むふりをする人はいましたが、歯の音がするまで噛んだ人はいませんね」と河村市長の“愚行”にはさすがにあきれ顔。栄監督は教え子にメダルを何度も見せてもらったことがあるが「(自分は)噛むふりをしたのが1回あったかどうか。このご時世ですからね。コロナの関係もありますから」と複雑な表情でコメントした。

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