レスリング女子53キロ級準決勝で、向田真優(24=ジェイテクト)はボロルトゥヤ・バトオチル(モンゴル)を6―3で下し、6日の決勝に進出。銀メダル以上を確定させた。
〝ポスト吉田沙保里〟として注目を集めてきた向田。大先輩が見守るなか、得意のアンクルホールドなどで難敵を撃破した。試合後、「厳しい戦いになったが、どんな状況になっても自分の手が上がるように戦った」と話した向田。インタビュアーとして登場した吉田に重圧の有無などを問われると「沙保里さんから今朝いただいたラインの言葉のように、思い切り力を出そうと思って戦いました」と話した。最後は吉田に「気持ちを強く持って。笑っても泣いてもあと6分間です」と激励された。
セコンドには婚約者の志土地翔太コーチが付き、アドバイスを送った。二人三脚で迎えた大舞台。金メダルまであと1勝だ。