【空手】世界女王・宮原美穂は予選敗退「我慢するところは我慢しないといけないと思った」

準決勝進出を逃した宮原美穂

東京五輪・空手競技(5日、日本武道館)、女子組手55キロ級の宮原美穂(24=帝京大職)は、5人の総当たり戦となる予選B組で2勝2敗の組3位に終わり、予選で姿を消した。

3戦目終了時点で2勝1敗と白星を先行させていたが、4戦目に勝ち点で並ぶアンジェリカ・テルリウガ(ウクライナ)に0―4で敗戦。準決勝進出条件の上位2人に入ることはできなかった。

2018年世界選手権50キロ級女王の意地を見せることができず「良くも悪くも攻撃してしまうところがあるので、我慢するところは我慢しないといけないと思った」と顔をしかめながらも「もう1回師範の空手で世界で勝てるように帝京大で頑張りたい」とすぐさま気持ちを切り替えた。

五輪では悔しい結果に終わったが、宮原が師事する同大学空手道部の香川政夫師範とともに、再び世界一を目指す。

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