巨人の原辰徳監督(63)が5日、快進撃を続ける東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」を称賛した。
日本代表は4日の準決勝・韓国戦に5―2で勝利し、7日に行われる決勝戦に無敗での進出が決定。悲願の金メダル獲得まであと一歩となっている。
これには原監督も「非常にしぶとく、本当に侍の、大和魂みたいな(ものを感じた)ね。見事な試合運びだし、見事な4試合ですね。あと一つ、何とか頑張ってもらいたいね」と思わずうなった。また、手に汗握る試合を勝ち進んできたここまでの侍ジャパンを、独特な表現で例えた指揮官。「非常に徳俵に足が載った状態で戦って、それをひっくり返すわけだから」と、土俵際で取り組みを決める相撲になぞらえた。
最後には「勝つべくして勝つ勝負というのは非常に難しい勝負でね。それをやっぱり東京オリンピックというね、57年ぶりに来た中でやり切っているっていうのがもうどう表現したらいいか分からないぐらい、同じ野球人として誇らしく感じますね」と力説。若侍たちの活躍が、日本球界にも活力を与えていた様子だった。