北部医師会病院、土曜の内科外来を制限 コロナ対応の医師らの負担軽減へ

 【北部】新型コロナウイルスの対応に追われる医師らの負担軽減のため、沖縄県名護市の北部地区医師会病院(諸喜田林院長)は7日から、土曜日の内科初診外来を休診する。

 県立北部病院(久貝忠男院長)では10日から2週間、緊急性の低い眼科や口腔(こうくう)外科などの手術・検査を延期する。

 北部病院では5日午後5時時点、確保しているコロナ病床数は53床で、そのうち38床が埋まっている。重症患者はおらず、軽症は23人、中等症は15人。一般病床占有率は90%。同院によると「ホテルの療養施設も満室で、自宅療養も増えた」という。症状の軽い内科の通院患者は電話診療で対応し、コロナ診療に時間を充てる。

 北部地区医師会病院は土曜日の呼吸器内科外来、内分泌代謝科、肝臓外来(毎月第3土曜日)は従来通り診療する。

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