NHK上方漫才コンテストを30日に開催 エンペラーはラストイヤー「10年かかって初めて本選に行けました」

「上方漫才コンテスト」出場の8組

NHK大阪拠点放送局は6日、延期となっていた「第51回NHK上方漫才コンテスト」(NHK大阪ホール)を30日に開催すると発表した。

古くは「オール阪神・巨人」、近年では「M―1グランプリ2016」優勝の「銀シャリ」らが制し、若手の登竜門コンテストとして知られる同大会は例年、2~3月に開催が行われているが、新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う緊急事態宣言の発令を受け延期していた。

119組のエントリーの中から本選に勝ち残ったのは、爛々、ニッポンの社長、カベポスター、丸亀じゃんご、エンペラー、ビスケットブラザーズ、チェリー大作戦、からし蓮根の8組。

出場資格は結成10年未満の若手芸人。ラストイヤーに本戦初出場を決めたエンペラーは「10年かかって初めて本選に行けました。やっと行けたかという思いです。NHKから嫌われているかと思っていました。まず、僕たちのことを知ってもらいたいと思っています」。

同じく、ラストイヤーで本選初出場のビスケットブラザーズは「本選出場と聞いた時には『NHKに出られるんや』『ほんまですか?』という気持ちでした。今年がラストイヤーなので、『さよならNHK』になるのか『おはようございますNHK』になるのか、見届けてください」とコメントした。

一方、女性コンビ唯一の本選出場となった爛々は「お待たせしました!という気持ちです。女性の本選出場者としては、ゆりやんレトリィバァさん以来ですが、ただの若手の女の子の漫才ではないと思ってもらいたいです。自信をもって自分たちらしさをアピールしたいと思います」と意気込んだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社