SFゴアスプラッターヒーローアドベンチャー『サイコ・ゴアマン』大ヒット記念で『ターボキッド』が緊急限定上映! 世界的に待望された組み合わせで奇跡の劇場での連続鑑賞が可能に!

7月30日よりシネマート新宿ほか全国順次公開となった映画『サイコ・ゴアマン』が予想を超える快進撃を続けるなか、同じカナダ映画であり、低予算、80年代テイスト、B級感のほか、血まみれ、まさかの感動作という共通項を持ち、世界各国で作品のトーン、ユーモア、フィーリングが共通している<最高のカップリング><最適の同時上映2作>との声が多くあがっていた2015年の快作『ターボキッド』がシネマート新宿にて8月13日(金)~19日(木)の一週間限定での緊急上映が決定、『サイコ・ゴアマン』との奇跡の連続鑑賞が可能となることが決定した。『ターボキッド』がシネマート新宿で上映されるのは初公開時(2015年)以来、6年ぶりとなる。

『ターボキッド』は文明崩壊後の荒野で猛者たちがBMX自転車で大暴走、若者が巨悪と対決する映画。『マッドマックス』同様のアポカリプスな世界観にもかかわらず、クルマやバイクではなく20インチBMXを完全武装の野蛮人たちが必死にこいで荒野を疾駆するという悲惨な光景、そして無意味なほどのおびただしい血の噴射量で多くの映画ファンの心を鷲掴みにした作品だ。

監督や出演者いわく、『レポマン』(1984)、『BMXアドベンチャー』(1983)、『マッドマックス2』(1981)、『グーニーズ』(1985)、さらには『ブレインデッド』(1992)の要素が盛り込まれており、広大な荒野をエンジン音の無い自転車で繰り広げられる追跡劇はその絵面自体が物語に関係なく哀愁に満ちている。

極悪の首領ゼウスを演じるのは『スキャナーズ』(1981)、『トータル・リコール』(1990)などで圧倒的な存在感を放つ裏街道俳優マイケル・アイアンサイド。監督はROADKILL SUPERSTARS(RKSS)という名で数々の短編映像作品を生み出し、2017年には『サマー・オブ・84』を発表しているフランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン・カール・ウィッセルの3人。初公開時のシネマート新宿では作品にちなんで毎上映前、髑髏マスクを被ったスタッフが拾ってきた自転車で劇場内を無言で走り回るという異様な光景がみられた。

そして現在大ヒット上映中の『サイコ・ゴアマン』は名作『E.T.』(1982)や『グーニーズ』(1985)などを彷彿とさせつつ、『死霊のはらわた』(1981)や『マスターズ 超空の覇者』(1987)といったジャンル映画愛に溢れた80年代的懐かしさ満載で描くSFゴアスプラッターヒーローアドベンチャー。 カナダの過激映像集団<アストロン6>の一人で、単独監督作である『マンボーグ』(2011)、『ザ・ヴォイド 変異世界』(2016)などで確かなVFX技術を証明、『バイオハザードV リトリビューション』(2012)、『パシフィック・リム』(2013)ほか数々の大作に特殊効果としても参加するなど、目覚ましい活躍を見せるクリエイター、スティーヴン・コスタンスキ監督の最新作だ。 『ターボキッド』の<RKSS>、『サイコ・ゴアマン』の<アストロン6>と、共に監督が監督映像集団を形成する一員であり、また『ターボキッド』はサンダンス映画祭でのワールドプレミア後SXSW映画祭で観客賞を受賞、『サイコ・ゴアマン』はSXSWでのワールドプレミア予定もコロナで中止後モンスター・フェストやセルロイド・スクリームスで観客賞を受賞するなど、両作ともに映画評論家よりも圧倒的に観客に受け入れられているという点も共通している。 さらには最大のポイントは、両作ともに血まみれな人体損壊シーンを含むホラー的要素を含みながらも、「家族愛」「友情」「青春」という普遍的なテーマを扱い、ともにまさかの感動作という点だ。海外では『サイコ・ゴアマン』リリース後鑑賞者たちがすぐさま反応、『ターボキッド』との同時上映、もしくはデジタルやソフトでの二本立て鑑賞を薦める声が相次いだ。

この度の『ターボキッド』緊急限定上映はそんな声を受けての特別上映ではあるが、両作品ともに日本初公開のメイン館がシネマート新宿だったという点も見逃せない。現在、<脳みそくん>や<デストラッパー>といった『サイコ・ゴアマン』の劇中キャラクターの衝撃的に精巧な手作りディスプレイが話題となっているシネマート新宿だが、『ターボキッド』上映時には前述の館内髑髏自転車のほか、主人公が着用する<ターボライダースーツ>と同じものを手作り、身にまとったスタッフが新宿の街を闊歩していた。併せて鑑賞すれば、忘れられない夏になること間違いなしだろう。

© 有限会社ルーフトップ