６日に東京オリンピック女子サッカー決勝が開催され、スウェーデン代表とカナダ代表が相対した。
スウェーデンはなでしこジャパンを、カナダはアメリカといった強敵を倒して上り詰めたファイナル。激戦必至のビッグマッチは、スウェーデンが先に仕掛ける。29分にカウンターを発動すると、コソバレ・アスラニがラストパスを供給。ゴール前に走り込んだスティナ・ブラックステニウスがダイレクトで合わせ、スウェーデンが貴重な先制点を奪う。
１点ビハインドで試合を折り返したカナダだったものの、後半に入り逆襲を開始する。20分過ぎにクリスティン・シンクレアがペナルティエリア内で倒されると、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）結果PKの判定に。キッカーを担当したジェシー・フレミングがゴール左に沈め、67分にカナダがスコアをタイに戻す。
1-1で90分が終了した死闘は、延長戦でも決着がつかずPK戦に突入する。後攻カナダは１人目フレミングが成功した後３人連続失敗となるものの、GKステファニー・ラベがファインセーブを見せるなど奮闘しサドンデスに持ち込む。先攻スェーデン６人目ヨナ・アンデションのシュートをGKラベが防ぐと、カナダ６人目ジュリア・グロッソがゴール左に決めて勝負あり。PKスコア3-2で、カナダが悲願の金メダルを獲得した。
